自宅サロン経営でもプロとしての責任を忘れないために
■自宅サロンとプロの責任について 自宅サロンを開業する場合、プロとしての責任を持たずに、個人店の感覚で行う可能性があります。自宅サロンは自分の自宅をお店替わりにして開業するものであり、空間としてプロファッショナルな空間ではなく、普段から生活している空間です。そのため、責任のある行動をしにくいという心理的な問題面があります。 また、自宅サロンの場合は、器具などの手入れも怠りがちです。開業サロンの場合は、プロのエステサロンを行う者として、器具の手入れは毎日行っています。しかし、自宅サロンの場合は、監視の目がないため、プロの責任を怠り、器具の手入れを怠ってしまうという事も考えられます。 資金がかからず、和みやすい場所として、自宅で開業をするのは、一つの方法です。しかし、それで責任を忘れてしまうほど緩やかなサービスを行ってしまうのは、問題としてあります。人と人との関わりの中で、個人と個人のやりとりだと錯覚してしまう事が問題点として挙げられます。 ■プロとしてサービスを提供することが最低限のスタート地点 自宅サロンで行う場合は、サロン室は普段生活しないスペースにわける事でメリハリをつける事ができます。また、器具の手入れについては、お客様に「器具の手入れは毎日しています」などの広告や張り紙を出すことで、プロの責任を保つことができます。 また、自宅サロンで個人と個人のやり取りをしていても、プロの責任を忘れないために、どんなに親密な関係になっても敬語は必ずつけるなどの自分なりのルールを設けておく必要があります。 自宅サロンは安値の開業資金で行えますが、それ以上にプロの責任が問われる場所となります。メリハリをつけて、ルールを設けて、お客様に自分を監視してもらうシステムを自分で作る事が長く続けられる秘訣となるのです。