サロンの従業員に共通する気質を踏まえた教育計画を
■サロンの従業員の育成で悩みがちなこと サロンを立ち上げる場合、オーナー個人だけで運営するサロンでない限りは従業員を雇用する事になります。必要な人数はベッド数やメニューにより決まってきます。そのサロンが機械メニューを導入するのか、ハンド系メニュー主体にするのかも大切なポイントです。 どちらの場合も人数はもとより各従業員の質の確保も大変重要な課題となります。もし、受付専門スタッフ(施術担当なし)を置く場合でも、予約電話など一次応対の要となるため一定レベル以上の接客能力は絶対に必要です。エステ業界の経験者を募った場合は様々な技術の経験者が応募してきます。 そのため、あらかじめ新サロンの施術の方向性を大まかに決めておき、それに合うメニューの流れを統一して作り上げるために必要な経験者を採用していく必要があります。 また、この業界に就く人特有の気質として一般常識に欠けるタイプ(無断欠勤や急な離職など)もある程度いるので、経歴や面接で慎重に判断する必要があります。 ■従業員の育成には何よりも話し合いが重要 他サロンでの経験がある従業員を採用した場合でも、新サロンのスタッフとして適応してもらえるかは大変重要な課題です。経験者は今までの仕事で培った自信があるので、それらを生かす方向で働いてもらうようにした方がやりがいを見出してもらえるはずです。 経験者と共に少数の未経験者を採用した場合はなおさら、経験者に指導をある程度お願いするようになるので、日常業務と合わせて指導が負担にならないよう気を配りましょう。 安定した施術には一定の筋力が欠かせないものです。未経験者は日常動作とは違う体の使い方を会得していってもらう事になりますが、しっかりと体幹の筋力がつくまでは無理させないようにしましょう。 サロン施術は人対人で行うため、施術者が心身ともに健康でないとお客様に伝わってしまいます。スタッフに生き生きとお仕事してもらうのが最重要課題であると理解すれば、今後なすべき事が見えてくるはずです。