エステの将来像は既存顧客も重視した計画を立てて

エステの将来像は既存顧客も重視した計画を立てて

■エステサロン経営で既存顧客を大切にしつつ新しい層の開拓方法に関する悩み


エステサロン業界は今のところ好調で活気があります。それは美しくデザインされた看板・広告・ウェブサイトなどからもうかがうことができます。非常に華やいだイメージであり、女性に健康的な美しさと美を授ける魅力的な業種です。まだまだ成長に伸びしろのある分野といえるでしょう。

しかし経済停滞が長引いており、この業界のサービスは比較的高額なため、いずれ消費者が財布のひもを締める対象となりかねません。とくに先行き不透明な契約社員しか経験したことがない、という若い世代にはエステのサービスを利用したことがない人も大勢いるはずです。その人達が将来の新規顧客になり得るのでしょうか。

また既存顧客もいつまでリピート利用してくれるのでしょうか。好調のうちにこそ将来の指針を正しく定めておく必要があります。そのための戦略は、既存顧客を大切にしつつ、新規顧客獲得を狙うというオーソドックスな取り組みを愚直に続けるしかありません。今後の検討課題は、それをどのようにおこなうかです。

■一変に大きく変えると既存顧客が一気に離れて行ってしまうリスク


エステティックサロンの今後の成長戦略は、やはり既存顧客をつかんで離さないこと、新規顧客を獲得すること、に尽きます。各社ともウェブサイトでの露出度を高めています。その方向性は正しく、マーケティング戦略である「AISASの法則」の導入部分まではおおむね成功しています。

つまり「Attention:サービスのことを知り」「Intersting:関心を持つ」「Search:検索をしてみる」まではできています。今後は「Action:サービスを購入する」「Share:口コミ情報を共有する」に力を入れる必要があるでしょう。

特に「Share」する場をどのように確保するかを検討し、成功すれば顧客の新規獲得が見込めます。また客層においては、自分自身に自由に投資できる若い層が減る傾向になるので、エステサロンに迎える女性の年齢層を広げていき、中高年女性が積極的に利用するサービスを開発する必要があるでしょう。

サブコンテンツ

このページの先頭へ