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自宅サロンでの割引は顧客獲得につながるか

■自宅サロンにおける割引と割引目当ての客の悩みについて エステ業界は華やかに見られがちですが、実際にサービスを提供する側に回ると、とても過酷な肉体労働でもあるとも言われています。ましてやサロン経営となると、いろいろと考えなくてはいけないことも多く、気の休まる暇もないほどです。 最近では開業資金を安く抑えようと自宅の一室を利用して、自宅サロンを開く方が増えているようです。実際毎月の家賃がいらないということは、非常に精神的にも楽なことですが、しかし顧客の獲得を考えると店舗物件でスタートするよりもお客様の目に留まることも少ないため、軌道に乗るまではかなり厳しいものになることが多いようです。 自宅サロンオープンに伴い、様々な媒体で宣伝をし、オープン記念として割引サービスを行うことも多いようですが、割引も場合によってはマイナスに運ぶことも多く、渡り鳥のように初回割引価格を狙ってサロンを転々とする客もいます。 その中で安定した顧客になってくれる人はどういった人なのか、施術後の会話の中で見極められるようにしたいものです。 ■割引目当ての客とそうでない客を見分けられる様にしよう! 自宅サロンは店舗を借りてエステサロンを開業するよりも、初期投資も安く抑えられ、経費も安く済みます。サロンをオープンさせるとき、記念価格として割引券などを付けることが多いようですが、お客様の中にはこういった初回割引を狙って、次々とお店を渡り歩く渡り鳥と揶揄される人たちも多いです。 経営者側から見れば初回の価格は、ほとんど収支がトントンとなってしまうことも多いです。そんなお客様ばかりになると、経営が傾くことは必至です。数あるサロンの中から自分のサロンに興味を持ってもらい来店していただいたのですから、その後も定期的なお付き合いができるように、信頼関係を結びましょう。 施術後の会話の中で、何を求めてこられているのか、判断できるコミュニケーション能力がとても大切です。また、割引はあまりにも正規の価格からかけ離れたものは、設定しないほうが無難です。

良い人員を減らすエステは価格競争にハマりがち

■エステ店間における価格競争の悩み 今どこにでもエステサロンはあります。特に都市部では至る所に存在し、飽和状態になっています。メニューは大体どこのエステサロンも同じようなものが多く、既にお客さんに認知されているメニューだけでは新規顧客を集客するのが難しいです。 また、集客に広告費がかかる割にリピーターや固定客に結びつく割合が低いという現状があります。そして何より価格競争になっているのが一番の問題です。 どうしても似たようなメニューなので、他で差をつけようとすると、価格で勝負するしかなくなっているのです。しかし、この低価格競争は問題点があります。 それは人員の問題です。価格をギリギリにしているので、余裕を持った人員配置などできる状態ではなく、少ないスタッフでシフトを組まなくてはいけません。休日出勤やサービス残業が負担になり、離職率が増え、さらに人員が不足する事態になっています。経験豊富なスタッフが辞めていってしまい、技術力が低下し、結果集客率が低下していってしまいます。 ■容易に価格を下げるのは危険!価格を下げるのでは無くクオリティの追求を 容易に価格を下げることは非常に危険です。エステサロンはスタッフの技術があってこそです。まずはスタッフの離職率を下げることが必要です。慢性的な人不足を解消し、十分な休暇と給料を提供し、ずっと店に居てもらうようにします。 居心地の良い職場環境を整えることが第一です。長年勤めることによってスタッフの技術力は上がり、提供出来るサービスのクオリティも高くなります。スタッフには気持ちの余裕が生まれていて、それはお客さんにも伝わり、居心地の良い空間を提供出来るはずです。 今は口コミの時代です。訪れたお客さんは、サービスの質と技術力でまた来ようという気になります。そして口コミで広がり、新規顧客も増えます。価格競争よりもクオリティが大切です。多少価格が高くてもそれを上回る価値があればお客さんは増えるはずです。

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